Carven 2012-13FW

Guillaume HenryによるCarvenのメンズ、春夏は未だデリバリーが始まっていないにも関わらず内外からの評判がとても高い。
レディースコレクションの評判の高さからメンズを作る期待されていたGuillaume Henryの作るCarven春夏のメンズコレクションはパリジャンシックを体現する魅力的なコレクションであった。
世間からの大きな期待を向けられていた今回のコレクション。
テーマは"un garçon de province, qui avant de monter sur la capitale travaille son look en se faisant sa propre idée de Paris."
田舎から首都に働きに出てくる青年の独自のパリのイメージを表した服装
若者のリアルクローズを作るCarvenらしいテーマであり、リアルなパリジャンスタイルとモードなパリのイメージの融合が成されたテーマが見えるコレクション。

袖をダウンにしたダッフルコートはモードなパリのイメージを強く表現しているが同様の形でノーマルなダッフルコートではリアルなパリを表現している。

Carvenの特徴であるクロップド丈のパンツは健在で足元にブーツを合わせても重く見せない絶妙のバランス感。
柄物やカラーブロックのニット等どのアイテムも普段の服装にすんなり取り込める点もCarvenの魅力だろう。
ブルゾンにニットを使用したりダウンを袖に配したり等今までの定番的なアイテムを異素材で表現し、独自のサイジング・シルエットを組み合わせ新しいモード・流行を作り出すトレンドセッターとしての素質は申し分無い。