白いニットとトラウザーの間に見えるカーキのジオメトリック柄のトップス、ボリューム感の有るブーツで始まったコレクションは白やペールトーンのアイテム、ヴィヴィッドな配色のコントラストで見せる色のコレクションでした。
philip limらしいゆるめのシルエットは残しつつ、普段よりオーバーサイズなコートやベストを多用していたり、ベルトやブーツ等の小物を強調したスタイリング。
しかしながら、クリエイションの統一性、コレクションの世界観という観点で見れば色合いにまとまりがなく、philip limファンが求めている素材感の柔らかさも感じられず、冬には寒そうだという印象を受ける程季節感の無い残念なコレクションだった。
一点一点の個性は強いので、デリバリー後の売り上げに期待したい。