2012-13 AWでBOTTEGA VENETAが提案するのはモーターサイクルのエッセンスを感じさせる服。多くのブランドがインスピレーションを受けてきたテーマであるが、それでいて新しく感じさせられるのはそのシルエットである。
BOTTEGA VENETAとして初のヒールブーツを使用し、肩幅やウエストをコンパクトにまとめ、細めのタイを使用し、縦長のシルエットを強調している。
コートやブルゾン等のアウターは既存の物には無い独自のカッティングやシルエットの物が多く、コレクションとして見て楽しめるものになっている。
また、BOTTEGA VENETAのアイデンティティでもあるレザーを部分的に使うことで新しさの中にどこかBOTTEGA VENETAらしい懐かしさを感じることができる。
ボトムスとして多く採用されていたデニム生地はダークトーンで加工を施すことでデニムにあるカジュアル感を無くしモードアイテムへと昇華させている。
素材とシルエット、新しいクリエイションで魅せるBOTTEGA VENETAのコレクションに2012-13の中で最高の評価を与えたい