オールレザーのセットアップにレザーグローブ、レザートレンチコート、レザーブルゾン。ウールのセットアップスーツも有ったがやはり目が行くのはレザーアイテムだった。
jil sanderのコレクションでもラペルの変化が目についた。
少し広めのラペルは男らしさとは違うある種の上品さ、ミニマムさを感じ取れる。
LOOK10ではコートのラペルが異常に広く造られている。
またレザートレンチにレザーのワイドパンツの合わせや、今までより腰を絞り腕を細くしたスーツ等、ラペルやシルエットのバランスを考えることで単調になりがちなオールブラックのコレクションを独自のスタイルに押し上げている。
レザーのプルオーバーにレザーパンツという重くなりがちなスタイリングも同じ光沢感のあるレザーを使用することでオーバーオールのような統一されたスタイルになっている。
最近のjil sanderを好きな人にはあまり好かれないが、昔のjil sanderの様なミニマリズムを感じ取れるコレクションだった。